海水魚のプロテインスキマー

いろいろなプロテインスキマー

 

ゼスト (ZEST) 外掛式プロテインスキマー QQ1(キューキューワン)

 

 

プロテインスキマーの種類には、主にエアーリフト式が使われますが、他にもベンチュリー式、ディスパーセレイター式、ダウンリフト式という合わせて4つのタイプのものがあります。

 

エアーリフト方式は、プロテインスキマーの中ではもっともポピュラーなタイプで、透明な筒の下からウッドストーンで泡を発生させて、その泡を使って汚れの原因となるたんぱく質を集める構造になっています。

 

安価で手に入りやすいので人気もありますが、大きな物になるとエアーポンプの力がかなり必要です。又、水槽内に入れるタイプなので、水槽の中に広いスペースも必要です。

 

ベンチュリー方式は、ポンプの力で水と空気を一緒に巻き込んで気泡を作り、汚れを除去する構造となっています。このタイプはコンパクトでも汚れを取る能力が高く、水槽の外側に設置するタイプのものが多いので、水槽内のスペースをプロテインスキマーで失う心配がありませんし、ウッドストーンなどの劣化しやすい部品がないので、部品の交換代もかかりません。但し空気を巻き込む部分が詰まったりしないよう定期的に点検をするようにしてください。

 

ディスパーセレイター式は、空気と水の攪拌用の水車のような物を回してかき混ぜる方式で、ベンチュリー式をパワフルにしたようなタイプとなります。最近では日本にも正規輸入されるようになったので、専門店には置いてあると思います。

 

ダウンリフト方式は最も自然の浄化作用に近い形のプロテインスキマーです。これは波打ち際での海水の泡立ちを応用して、バイオボールという複雑な表面形状のボールに水を勢いよくぶつけて泡立たせて、プロテインを上部のカップに収集する構造となっています。

 

プロテインスキマーを始めて購入するなら、手軽なタイプとなるのレッドシー・ベルリンエアーリフトあたりから使用してみることをお勧めします。ベルリンエアーリフト60は、適応水量が240Lまでで、価格は定価が6300円ですが、4000円台から販売されているようです。ベルリンエアーリフト90は適応水量が350Lで、やや大き目の水槽に対応しています。